コラム

花粉の季節は腸が喜ぶ食事を!

2024.02.14

ジョイクリニック神戸三宮 管理栄養士です。

なんだか近頃、目がかゆい。そんな方はいらっしゃいませんか?
もしや花粉がもう飛んでいる?アレルギー症状が強く出る方は、そろそろ体の変化を感じていることでしょう。
花粉が飛び始めると、目のかゆみ、鼻水、くしゃみと様々なアレルギー反応が出ますね。
肌や髪の毛にもダメージを及ぼすなど、本当に厄介なものです真顔

アレルギー症状対策や健康や美肌、ダイエットを意識する上で注目されているのが
キラキラ腸活キラキラ
生活習慣などを見直し、腸内環境のバランスを整えることが大切とされています。
抵抗力をつけ、代謝を促し、花粉に負けない腸内環境を整えましょう指差し

なぜ花粉症予防に「腸活」が関係するのでしょうか?
腸が”最大の免疫器官”といわれるためです。

腸の役割といえば、まず消化吸収をイメージしますが、他にもとっても大事な仕事があります。
それは免疫システムとしての働き。
免疫細胞の半数以上は腸に集まるとされます。腸が持つ免疫機能は「腸管免疫」と呼ばれ、腸内細菌は腸内フローラを形成し腸管免疫の働きに影響を与えます。
私たちの身体は、免疫システムがきちんと働いていることにより、病原菌やウイルスといった外敵、さらにさまざまな病気から身を守ることができるのです。
腸内環境は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌から成る腸内フローラの状態で決まります
それは食生活によるところが大きいのですチューリップ黄

🌟短鎖脂肪酸を増やす食材を摂ろう!🌟
腸内環境をよくするためには、短鎖脂肪酸を増やすことが肝心です。

「短鎖脂肪酸」とは❔
ビフィズス菌などの腸内細菌が、食物繊維やオリゴ糖などをエサとして食べることで産生する代謝産物の一つです。

「短鎖脂肪酸」にはいくつかの種類があり、私たちの健康にとってさまざまな良い働きをすることが近年報告されています。

短鎖脂肪酸には、有害物質を作り出す悪玉菌の増殖を抑え、腸内環境を整える作用があります。
善玉菌は、オリゴ糖や食物繊維からを短鎖脂肪酸を生み出します。善玉菌は食物繊維を餌として増えるため、意識的に食べましょう。

【食物繊維豊富な食材】
水溶性食物繊維
ごぼう人参やブロッコリーなどの野菜類、納豆や枝豆、厚揚げなどの豆類、バナナやグレープフルーツ、などの果物、里芋やこんんにゃくなどのイモ類、海藻・きのこ類など

水溶性食物繊維は便を柔らかくする作用があり、便が詰まって苦しさを感じる時にも効果的です。
不溶性食物繊維
ごぼう、ブロッコリー、ほうれん草、人参、キャベツ海藻・きのこ類など

日本人は食物繊維の摂取量が少ないという指摘もあります。
水溶性食物繊維と不要性食物繊維をバランス良く摂取して、腸内環境の改善につなげていきましょう。


アレルギー症状対策に加え、痩せやすいカラダを作るためには腸内環境が重要な要素の1つです。
痩せやすい腸内環境、つまり良い腸内環境にするためには、腸内細菌の種類と短鎖脂肪酸を増やすことが大事ですが、たとえば動物性脂肪は悪玉菌を増やしてしまうため、脂肪を効果的に消化する善玉菌を劣勢にしてしまいます。
極端に減らす必要はありませんが、やはりバランスよく食べることが大事です。
最近の栄養指導での患者様の傾向として、自己流の糖質オフダイエットでたんぱく質が過剰なために、おならが臭くなった、リバウンドでダイエット前よりも太ったとの悩みでいらっしゃるが増えています。

食事指導をさせていただいていると、お肌が綺麗でスリムな方は、腸が喜ぶ食事をされていることを実感します。
また、アレルギー症状を気にする方も食事を見直すことでこちらが驚くほど症状が治まり、肌荒れやアトピー肌の症状が良くなる方もニコニコ
私たちの体は、毎日の食事で作られます。極端な健康法が不調の引き金になっていることもあります。
何か身体がスッキリ市内の時は、食事を見直してみてくださいねハート

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