~ジョイクリニックのブログ~
ジョイクリニック神戸三宮 管理栄養士・毛髪診断士です。
毎年10月20日は”頭髪の日”
365日頑張る髪。気遣ってあげないとお疲れ気味に🎃
今月は自分の頭皮と髪を労わる月です。
髪が喜ぶ食生活食生活を始めましょう!
髪の成長(育毛)は栄養をエネルギーとしており、今この時も細胞が活発に働き成長を続けています。
そのため、エネルギーの消費が激しく、栄養が不足してくれば髪もその影響を受けます。
しかし、髪は無くても生命に関わらないため、栄養配分の優先順位が低く、
身体の中で一番後に栄養が回ってくる器官と言われています。
~育毛に必要な栄養を髪にまで行き届かせるためには、“十分な栄養補給”が欠かせません!~
【髪と頭皮をケアし、育てる 3大栄養素】
鉄分
機能:➀育毛を促進 ②抜け毛や薄毛を抑える
含まれる食べ物:まぐろやさば・かつお・あじ・イワシなどの赤身の魚、小松菜やホウレン草などの野菜、ひじきなどの海草類
👉POINT:野菜の鉄はビタミンCも一緒に摂ると、鉄が吸収されやすくなります
亜鉛
機能:髪の主成分となるケラチン(たんぱく質)の生成を助ける
含まれる食べ物:魚介類・高野豆腐、豆腐、納豆などの豆類、牛もも赤身肉、豚ヒレ肉・かつお節・切り干し大根
👉POINT:亜鉛は吸収率が低い栄養素です。ビタミンCやクエン酸を含んだ食品と併せると吸収がupします。お酒の飲み過ぎは亜鉛を消費してしまうので、ほどほどに。
イソフラボン《エクオール》
機能:男性ホルモンの乱れ、女性ホルモンの乱れを整え、薄毛・抜け毛改善が期待できる
含まれる食べ物:納豆・味噌・油揚げ・練豆腐・豆乳・豆腐など。
※豆乳1本(200ml)で1日の摂取目安量の2/3が摂取できます。
👉POINT:男性の薄毛【AGA】の原因となる5αリダクターゼの阻害効果がきたいできる。
女性の更年期障害の症状や骨粗しょう症、ホルモンの乱れを軽減する。
薄毛対策のためにぜひ取り入れたい栄養素の一つ
~鉄欠乏と薄毛の密接な関係~
鉄は身体にとって、とても重要な働きをします。欠乏すると、頭皮や髪を弱らせる原因になります。
―鉄が欠乏するとー
➀潜在鉄欠乏…代謝低下、頭皮の衰え・冷え
②貧血(ヘモグロビン量減少)…頭皮への酸素供給不足
③消化吸収力の低下…栄養状態の悪化
④甲状腺ホルモンのはたらき低下…代謝低下や薄毛に
代謝とは、新しい細胞を作ったり、体の材料を新しいものに入れ替えたりして、その機能を良好に保つことです。
鉄や亜鉛などのミネラルや甲状腺ホルモンは、”代謝”を支える中心となります。
皮膚や髪の毛、消化管などは、代謝が速く、代謝が低下すると最初に調子が悪くなり、
頭皮の状態も悪くなります。髪は毛根にある毛乳頭が酸素や栄養分を毛細血管から吸収して健康を保っています。鉄不足により体内の酸素が少なくなると、毛乳頭まで十分な酸素や栄養分が行き届かず、薄毛症状が出てくる原因に。
毎年10月は毛髪衛生月間です💛
髪が喜ぶ食べ物をしっかり摂って、髪のケアを始めましょう!