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夏は”高尿酸血症””痛風発作”にご注意!

2023.08.03

~ジョイクリニックのブログ~
ジョイクリニック神戸三宮管理栄養士です。

ムシムシ暑いこの季節。
キンキンに冷えたビールが飲みたくなりませんか?
お酒が美味しい夏はついつい飲酒量が増え、食事の量も増えがちです🍺

さらに、痛風の原因となる尿酸は、発汗などからだの中の水分が奪われることで濃度 が上がります。
そのため、暑さが増す夏は尿酸値が上がりやすい季節といわれ ています

痛風発作とは?

~繰り返す痛風発作、合併症に要注意~
血清尿酸値が高い人で、突然関節に激痛が走り足の親指やくるぶし、足の関節の外側などが赤く腫れ、触れると強い痛みがある。これを痛風発作といいます。何回も繰り返す発作を放置すると腎障害や、心筋梗塞、脳血管障害などの合併症を引き起こす可能性があります。

◎高尿酸血症の発症・繰り返しを改善する食事のポイント◎
➀太りすぎないようにする

痛風は肥満の人に多く見られます。食事全体の摂取量を減らし、減量すれば尿酸値も低下するといわれています。合併症の予防や治療のためにも、標準体重にコントロールする事が重要です。
②蛋白質を摂りすぎない

牛乳、乳製品、卵を除き、一般的に蛋白質食品にはプリン体が多く含まれています。また、蛋白質自体の過剰摂取も尿酸の産生を増大させます。
プロテイン等の過剰摂取は腎を痛めます。

③脂肪、甘い糖は控えめに
脂肪の摂り過ぎは尿酸の排泄を妨げ尿酸値を上昇させ肥満や高脂血症を招きます。
おつまみや空揚げなどの揚げ物や油たっぷりの食事は要注意です。
また、果物の糖分である果糖にも尿酸を上昇させる作用があります。
④水分と食物繊維をとりましょう

水分摂取量を増やし尿量を増大させると、尿酸の排泄がスムーズになり、尿路結石の予防にもなります。
お酒ではなく、麦茶などの糖分やアルコールが入っていないものをこまめに摂りましょう。

⑤野菜を食べましょう
食物繊維は、血糖の上昇を抑え脂肪の吸収を妨げることから、肥満や高脂血症の予防にもなります。野菜や芋、海草を多くとるように
しましょう。
➅アルコールは避けましょう

アルコールは、尿酸の排泄を妨げ体内の代謝経路を乱して尿酸の産生を促し、飲みすぎると尿酸値が上がります。また、アルコール自体が高エネルギーで、食欲を増大させるので、過食を招きます。できれば禁酒、またはなるべくお酒を飲まない日を設けるようにしましょう。
⑦筋トレのし過ぎには気をつけましょう
ダイエットによる極端な糖質制限や筋トレで尿酸値が上がることがあります。
痛風・高尿酸血症の運動としては、筋トレのような無酸素運動より、ジョギングなどの有酸素運動が推奨されています。

🍧血症の治療には生活習慣の改善が大切🍧

尿酸血症の最初の治療は生活習慣の改善です。
肥満の方は体重を減らすことも重要です。
アルコール摂取を控えることも大切。
普段の生活で気を付けることは、肉・魚介類を取りすぎないこと、水分不足予防に意識的に水分(水やお茶)を摂取することです。
また過剰な低糖質ダイエットで、筋肉トレーニングで肉魚に偏り、尿酸値が上がるケースをよく見ます。
過度な低糖質ダイエットは避け、野菜、炭水化物、たんぱく質、脂質のバランスの良い食事をとることを心掛けましょう。。。

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